- 12/17/2024
- 10分
LIQUI MOLYの新しいマーケティング部長
2025年1月1日、“生ける伝説”がウルムを拠点とする潤滑剤スペシャリストであるLIQUI MOLYに別れを告げます。39年の間に数多くのマイルストーンを築き、その功績が認められてきたマーケティング部長のペーター・バウマンが退職。その後任となるのは、これまで副マーケティング部長を務めてきたマルコ・エッサーです。
ペーター・バウマンのサクセスストーリーは1986年1月1日に始まりました。経営陣のアシスタントとして採用されたバウマンは、自ら率先してシュヴァーベン地方の中規模企業のためにマーケティング部門を構築。同部門は現在、約150か国で製品を販売し大きな成功を収めています。そこでは、当時取締役であったエルンスト・プローストから大きな支援を受けます。プローストは1990年からマーケティング部長として同じく成功の道を歩み、1993年にはこの役職をピーター バウマンに譲りました。そして数年後には業務代理人に任命されることとなり、LIQUI MOLYは、エンジンオイル、添加剤、車両ケアのグローバルプレイヤーに成長しました。
LIQUI MOLYは絶え間ないプロセスを経て世界的な企業へとなりました。その特徴的なブランドシンボルは、世界中のトップスポーツのスポンサーおよびサポーターとしての大きな存在感です。1993年にザウバー・モータースポーツでフォーミュラ1に出場し、2000年に TSV 1860ミュンヘンとともに初めてドイツのブンデスリーガに登場し、あるいは現在10年以上にわたってオートバイレースの最高クラスであるMotoGPに出場。フォーミュラ1の「オフィシャルパートナー」としてのコミットメントは、舞台裏の立役者であったペーター・バウマンの生涯にわたる業績をさらに一層輝かせるものです。
「7年間にわたるフォーミュラ1での活動は、私たちがグローバルに愛されるブランドへと発展する上でのもう一つの大切な歩みでした。弊社は年間売上高10億ユーロという売上目標にかなり近づいています。あのようなストーリーはそこでとても役に立っていると思います。私はこれをとても誇りに思っています」
新しくできた時間を何に使うかという質問に、バウマンは次のように答えます。「何よりも家族と自分自身のことに取り組みたいと思っています。アポも、出張も、会議もありません。別のことをする時が来ました。これまでそうした時間はほとんど取れませんでした。でも、今はすべてをリラックスして受け入れたいです」
これまでLIQUI MOLYの副マーケティング部長を務め、以前は企業コミュニケーション部長であったマルコ・エッサーは後継者として大きな一歩を踏み出します。エッサーは次のように述べます。「これほど多くの成功を伴う、これほど長い歴史は、滅多に見られるものではありません。バウマン部長の役割を引き継ぐことは、大きな名誉であり、大きな挑戦でもあります。非常に充実した、長く、集中的な調整期間を経ることができ、とても感謝しています。特に、バウマン部長とスタッフの信頼に感謝しています。私は後継者としてきっちりと職務を遂行するために全力を尽くします。しかしそれと同時に、まず彼の“任期”に敬意を示すとともに、リタイア後の生活が素晴らしいものになることを願っています。バウマンさんは世界中のLIQUI MOLYファミリーのもとではいつでもあたたかく迎えられます。彼はもちろん、そのことを知っています」
伝統と現代を結びつけ、常に最新の動向を把握することは、これからも LIQUI MOLYのマーケティングの大きな戦略的要素であるとペーター・バウマンとマルコ・エッサーは言います。
LIQUI MOLYで過ごした月日に感謝の気持ちを伝えることは、ペーター・バウマンにとって非常に重要です。「このチーム、さらにはこのファミリーの一員であれたことによって、感謝の気持ちを持ちながら、謙虚さを忘れず、大きな誇りを抱くことができました。私たちの成功の秘訣は皆さんが一番よく知っています。だから、みんなでこのまま続けてください。私たちは大きな成功を収めてきました。そしてそこでは、永遠に続く友情が生まれました。LIQUI MOLYでの時間をかけがえのないものにしてくれた方々に心から感謝したいと思います!」
LIQUI MOLYの概要
LIQUI MOLYは、4,000品目以上という世界でも類を見ない幅のラインナップで自動車化学製品をご提供しています:エンジンオイルと潤滑剤、グリースとペースト、スプレーとカーケア製品、接着剤とシーリング。1957年に創業されたLIQUI MOLYは、エンジンオイルと添加剤の生産をドイツで行っています。ドイツではここ数年、潤滑剤カテゴリーのベストブランドに選ばれています。当社は約150か国で製品を販売しています。